2011年10月24日月曜日

インド旅行記2

バラナシの空港からは乗り合いのワゴンとオートリキシャで安宿の点在する
旧市街を目指す。

うすうすは気づいていたのだかこの辺から核心に変わった事がある。

インド人の英語が全く聞き取れない。
訛りがキツいのである。

もともと僕の英語なんて、サーフィンをやった事がある位のレベルであり
言葉なんて大した問題ではないが苦労はする。


空港から旧市街への道のりはまさにカオスであった。

裸足、裸、廃れた商店、砂埃、悪路
よくあるアジアの風景にも見えたのだが、何かが違った。
ここがインドであると言う先入観だからか、心のドアがだんだん閉まっていく感覚。

途中でバンからオートリキシャに乗り換える。
原付の馬車にみたいな乗り物。タイで言うトゥクトゥク。

これまたアジアでは良くある事だと思うが交通ルールが一切無い。

車線なんて感覚がほぼ無いから、空いている所を見つけては我先に爆音のクラクションを
鳴らして突っ込んで行く。

これまたアジアでは良くある事だと思うが、ここにインド特有の物体が絡んでくる。

牛。ヒンドゥー教の神様。

ヤツらは牛を食べないし、殺さない。

だから街には野牛が腐るほどいる。

無秩序に運転するから、どこかで流れが悪くなる。
そこに牛が平然と居座るから結果ぶっ詰まって一歩も進めなくなる。

おまえが悪いとか罵声を浴びせながらクラクションを鳴らしまくる。
ドライバーは平気でどっかいってしまい、暇そうな東洋人を見過ごす事無く
物乞いや物売りに囲まれる。

もう頭が狂いそうだった。

そして僕の心は完全なるシャッター通りへと化した。

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